企業の紹介動画を制作するコツや手順、費用の目安も紹介
動画は、テレビやパソコン、スマートフォンで楽しめるのはもちろん、OOHメディア広告としても活用されているなど、近年目にする機会が飛躍的に増えました。スマホやタブレットの普及により、どこでも好きな時に気軽に動画を視聴できるようになりました。
そこで、動画を企業紹介に活かしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、企業紹介動画を制作するコツや手順、費用の目安を紹介します。
目次
企業紹介動画とは?
企業紹介動画は、顧客・取引先・株主・求職者に向けて認知度アップ、評価向上のために活用できる動画コンテンツです。「商品やサービス内容」「企業のブランディング」などは、パンフレットやカタログ、資料だけでは伝えきれないことがあります。企業の雰囲気を知ってもらったり、テキストだけでは伝えづらい情報を分かりやすく伝えたりする方法として人気があります。
近年では配信メディアが豊富にあり、紹介動画を取り入れている企業は増えています。YouTubeやInstagramなど人気の動画配信サービスを利用することで、若年層を中心にさまざまな世代へプロモーションができます。
企業紹介動画の制作目的
企業紹介動画はいろんな目的で使用できます。企画・構成を考案するにあたって目的を定めましょう。企業紹介動画の制作目的には、たとえば以下のようなものがあります。
- 商品・サービスのPRや販売促進
- 企業の認知度向上やブランディング
- 業務内容や企業理念の説明
- 求人募集のための広告
動画を制作・公開する目的を明確にしたうえで、制作を進めましょう。
企業の紹介動画を制作するメリット
企業の紹介動画には、次のようなメリットがあります。
- 配信メディアによって、ターゲットを選定しやすい
- 一度制作しておけばコストをかけずに情報を伝達できる
- ストーリー性のある動画で印象に残せる
- 文字では伝えられない情報を伝えられる
- 全国に情報を均一に伝えられる
配信メディアによって、ターゲットを選定しやすい
InstagramやX(Twitter)などのSNS、YouTube、企業のHPなど配信するメディアによってターゲットを選定しやすいのが特徴のひとつです。たとえば、若者にPRしたいなら、Instagramがおすすめです。
一度制作しておけばコストをかけずに情報を伝達できる
人件費や会場のレンタル料金などの費用を削減できて、場所を選ばず視聴してもらえるのでコストを抑えられます。
ストーリー性のある動画で印象に残せる
ストーリー性のあるドラマ形式にすると、感動や共感してもらいやすくて企業の印象アップに繋がります。
文字では伝えられない情報を伝えられる
視覚化することで、「精密機器の使用方法」「従業員の人柄や働き方」「会社の雰囲気」などのイメージを掴みやすくなります。
全国に情報を均一に伝えられる
全国に複数の支店や店舗などがあると、スピーカーの話し方によって情報に差異が生じる可能性があります。企業紹介の動画を配信すれば、均一な情報を共有することが可能です。
企業紹介動画の活用シーン
企業紹介動画を1つ制作しておけば、いろんなシーンで活用できます。動画に企業の情報をまとめて、編集技術を凝らしたクオリティの高い動画にするのがおすすめです。
動画なら短時間でアピールができて費用対効果が高いので、積極的に活用していきたいものです。活用シーンには以下のようなものがあります。
SNSやWeb上での企業認知度向上
人気のあるSNSや企業の公式サイトにアップロードと、好きな時間に視聴が可能です。認知度向上に役立つSNSは以下の6つです。
- Twitter:10代〜20代の若年層の利用者が多く、2次拡散力が強い。
- Instagram:10代〜20代に人気で、30代〜50代まで幅広く利用者がいる。
- LINE:全世代に利用者が多く、クローズドツールで双方向コミュニケーションが可能。
- TikTok:10代の利用者が多く、拡散力も強い。
- Facebook:30代の利用者が多く、ターゲティングの精度が高い。
- YouTube:全世代に利用者が多く、人気の動画SNS。
新規顧客向けの営業活動
自社の商品をまだ知らない新規顧客に販売するのにはコストがかかり、難易度の高い営業になります。営業活動にはインバウンド型とアウトバウンド型があり、それぞれ動画を活用する余地があります。
インバウンド型
インバウンド型の営業活動には、以下のようなものがあります。セミナー用の動画があると、毎回会場を抑えたり講師を呼んだりする手間が省けます。他にも以下のような用途に合わせた動画を制作して配信しておくことで、手軽に営業をおこなうことができます。
- セミナー・ウェビナーや展示会の開催
- プレスリリース配信
- オウンドメディア運用
- Web広告
アウトバウンド型
アウトバウンド型の営業活動は、以下のようなものがあります。自社の商品紹介動画を用意しておくと、訪問営業などで活用できます。タブレッドなど持ち運びやすい機器を用いて、便利に商品の魅力を説明することができます。
- 訪問営業
- テレアポ
- メール営業
採用活動における企業の紹介
求人者に対して企業のことを知ってもらい入社意欲を高めてもらううえでも、企業紹介動画が有効です。採用活動における動画の活用方法には以下のような方法があります。
自社のホームページで募集する
外部の求人媒体に依頼するより、低コストで採用活動をおこなえます。自社サイトなら自由にレイアウトして企業のカラーを出してアピールしやすいです。企業の魅力や業務内容など、求職者に伝えたい内容を洗い出して、動画に落とし込むとよいです。
外部の求人媒体で募集する
近年、タウンワークもWeb版がありWeb上で求人検索する人が増えているので、企業紹介動画を活用するのがおすすめです。
- 求人サイト
- ハローワーク
- 求人誌
- 新聞の折込チラシ
その他、人材紹介や派遣会社に登録したり、ヘッドハンティングやスカウトをおこなう方法もあります。動画を視聴してもらうことでイメージが湧きやすく興味を持ってもらいやすいです。
株主総会などステークホルダーへのアピール
上場企業には、ステークホルダーに対して以下のような情報を開示する義務があります。
- 3カ月に1度の決算発表の際に開示される業績、業績予想の修正発表
- 他社との資本・業務提携の発表、合併や企業買収の発表
- TOBやMBOによる株式公開買付けの発表
- 企業にとって大きな影響が生じると想定される事象の発生
テキストやグラフなど単調な資料では、読むだけで時間がかかってしまいます。短時間の動画にまとめられるIR動画なら、情報視覚化して理解しやすくなります。動画にすることで、業績などの企業情報以外にも抽象的な情報も伝えられます。企業の事業に対する熱意や商品・サービスの良さに共感を得られる期待できます。
社内イベントなどにおける従業員向けの紹介
企業紹介動画は消費者やステークホルダーなど外部の人だけではなく、社内の人に向けた動画の場合もあります。新入社員に対する、自社の理念や事業内容などの説明に有効です。
社内イベントを開催すると、従業員のモチベーションアップにつながります。社内イベントに企業紹介動画を活用するとイベントが一層盛り上がるでしょう。モチベーションアップにつながる社内イベントには、以下のような種類があります。
- 社内表彰式
- キックオフイベント
- 社員による講演会
- ファミリーデー
- 一斉ワーケーション(ワーケーションを会社のイベントとして一斉におこなうというもの)
ドラマ形式の業績動画や、プロ講師によるセミナー動画など、目的に合わせた動画を制作してイベントを発信しましょう。
企業の紹介動画の種類
企業紹介動画の主な種類は以下の3つに分けることができます。
- 企業の事業内容や商品・サービスの紹介
- ブランドや企業理念の紹介
- 社員へのインタビュー
それぞれの活用法についてみていきましょう。
企業の事業内容や商品・サービスの紹介
企業情報の中で、ステークホルダーなどが1番先に目に付きやすい情報は事業内容ではないでしょうか。事業で販売している商品・サービスを魅力的に紹介したり、業務内容を分かりやすく映像に落とし込んで興味を引き出します。求職者は、企業へ出向かずにバーチャル会社見学のような体験が可能です。
商品・サービス紹介動画の場合は、45~90秒の長さで宣伝対象の特徴や魅力を視聴者が正しく理解できる動画がよいでしょう。商品の利用・購入に視聴者をスムーズに誘導できれば、売上アップにつながる動画になります。
ブランドや企業理念の紹介
ブランディング動画は、ブランド製品の認知やブランド自体のイメージ向上のための動画です。企業理念や事業のコンセプトを紹介するための動画も含まれます。
共感性の高い内容にすることで、視聴者が楽しんだり感動したりできるコンテンツです。拡散されやすいSNSやYouTubeに投稿するのに適しています。
経営者の事業に対する思いや企業の歴史などを、ストーリー性のある動画にすると印象に残りやすい動画になります。コンセプトを定めてコンパクトで伝わりやすい動画にするとよいでしょう。
社員へのインタビュー
企業紹介動画で人気な手法として、インタビュー動画があります。実際に現場で働く人の言葉で、会社の特徴を説明したり、雰囲気を伝えたりできます。費用も比較的安く制作できるので、盛んに制作されるタイプの動画です。
1人ずつインタビューする方法と、座談会のように複数人でインタビューする方法があります。社内でスケジュールを組んで撮影までおこなえるので、スムーズに制作できます。採用活動に活用するとミスマッチを減らす効果が期待できます。
企業紹介の動画を作るときの流れ
SNSやHPなどに掲載したり、採用活動、社内イベント、営業活動などの使用用途があります。幅広く活用できるので1つ制作しておくと便利です。さまざまな活用シーンで、視聴者の興味を惹きつける効果のある動画を目指しましょう。
企業紹介動画の主な種類として「商品・サービス紹介動画」「ブランディング動画」「インタビュー動画」があります。このような種類の動画を制作するには、いくつか工程があるのでご紹介します。以下の流れを参考にして、スムーズな動画制作に役立ててください。
動画制作のスケジュール、予算などの策定
予算によって制作できる動画の長さや種類が異なります。外注する際も予算に応じて、制作案を提供してくれる制作会社も多いです。予算はどれくらいまでかけれらるかを考慮して、スケジュールを組むとよいです。
動画制作は平均で1~3ヶ月かかります。納期に間に合うように、ゆとりを持ったスケジュールを組んでください。目安としては以下のような日程となります。
- 打ち合わせ 1~3日
- 企画提案 7~15日
- ディレクション・台本制作 7~15日
- 撮影 1~3日
- 編集 12~15日
- MA作業 1~2日
- 納品 1~2日
動画の構成や演出などを決める
動画制作の際に企業で最も紹介したいところは、どんな部分かポイントを絞り込みます。情報量に気を付けて適切な長さの尺・内容になるよう決めていきましょう。基本的な構成・演出の決め方は以下の通りです。
- 目的・ターゲットを決める
- 6W1Hに当てはめる
- フレームワークを活用する
- 全体を通して流れを確認する
企業紹介動画の構成の一例
- 始まりのメッセージ
- 企業のきっかけや歴史
- 事業についての説明
- 事業のこだわり、展開している理由
- 今後の展開について
- 締めくくりのメッセージ
撮影の準備
構成や演出が決まったら、撮影の準備に取り掛かります。動画を自作する場合は「機材の準備」「撮影場所の確保」「キャスティングの手配」が必要です。
必要な機材は以下のものがあります。
動画制作で必要な機材
- カメラ
- パソコン・動画編集ソフト
- 三脚・ジンバル
- 外付けマイク
- 照明
自然光を利用できる屋外の明るい場所なら、照明器具を準備しなくてもよい場合もあります。また、カメラは三脚で固定して撮影するのが基本です。動画では音声も重要なのでマイクも忘れずに準備しましょう。
台本に沿ってスムーズに撮影をおこなえるよう、スタッフ間で情報をしっかり共有してください。トラブルが起きて撮影日数が伸びてしまわないように、天候なども考慮して段取りを組み、打ち合わせをしておきましょう。
動画の撮影
外注するとプロのカメラマンが撮影してくれますが、自作の場合は自分で撮影しなければなりません。被写体をどのように配置するか、カメラのアングルやポジションはどうするか構図を考えます。
構成や全体の流れを把握したら、決めた構図で1カットは短めに10秒程度ずつ撮影していきます。カメラワークを工夫して魅力的な映像になるよう工夫してみてください。撮影する際のテクニックを紹介します。
フィックス|
カメラを固定して撮影する方法、映像がブレず細かな表情まで見やすく撮影可能
パン|
左から右、右から左へカメラを振る撮影方法、シーンの切り替えや感情の揺らぎなどを表現
ティルト|
下から上にアングルを変えるティルト・アップは、明るい雰囲気を表現。下へ動かすティルト・ダウンは、落ち込んだ感情などを表現
ドリー・インとドリー・アウト|
カメラを乗せたドリー(台車)を被写体に近づけたり離したりする技法。カメラのズーム機能を使わないため、自然な映像が撮影が可能
ズームインとズームアウト|
ズームインは一点に集中させたい場面で使用、ズームアウトはより広い視野で撮影をするときに使用
トラック|
被写体が移動しているときに、カメラも一緒に移動しながら撮影する技法
動画の編集
最後に撮影した映像を編集します。外注すると最新の編集ソフトを用いたプロ仕様でクオリティの高い動画になります。自社で動画編集をおこなうこともできます。動画編集の流れは以下の通りです。
- 動画素材をPCに読み込む
- 動画素材をカット編集する
- 動画に装飾を加える
- 動画を書き出す
動画編集ソフトはパソコンのOSに合うソフトを選ぶ必要があります。CPU ・メモリ・グラフィックカード 3 点のスペックを確認してください。対応している動画ファイルの種類、動画のサイズや縦横比や画質設定、テンプレートや編集アシスト機能など、機能もソフトによって有無が分かれます。
「SNS向けなら正方形・縦長動画で編集・書き出し可能か」「YouTube向けならタイトルやサムネイル作成機能・字幕機能などが使いやすいか」といったポイントや、動画配信先も考慮してニーズに対応したソフトを選びましょう。
動画制作の事例
企業紹介をするのにぴったりな動画制作ですが、どのような動画にしたらよいのでしょうか。初めて動画を制作する場合は、なかなか企画が決まらない場合も少なくありません。
「ブランド・コンセプト動画にしたいけどイメージがわかない」「事業内容を分かりやすく紹介したいけど、どんな形式がいいのか」など企画案で迷ったときは、制作会社の実績動画や競合会社の動画を参考にするのがおすすめです。動画制作会社のホームページやYouTubeなどの動画プラットフォームで公開されている動画もあるので、確認してみてください。
ブランド・コンセプト紹介の事例
企業理念や商品・サービスの紹介などに活用されます。魅力的な映像と動きのあるテロップなどを付けてかっこよく見やすい編集で、顧客の心を掴む動画です。
伝えたい情報を絞ってシンプルな映像を心がけましょう。テキストだけでは伝えづらい抽象的な情報も視覚化することで、短い時間で記憶に残してもらえます。ブランド・コンセプト動画を制作する際のポイントは以下の3つです。
- 目的・ターゲットを決める「何のために」「誰に向けて」「何を伝えるのか」
- 伝えたい情報を1~2個に決める(まとまらない場合はシリーズ化するのも有り)
- 尺が長くならないようにする
【ブランド・コンセプト動画の事例】
友安製作所のアウトドアブランドのブランディングムービーです。「OUTDOORLIFE TOMOYASU WORKS」というおしゃれなロゴから始まり、「生きるをあそぶ」というスローガンを基に1分のアウトドアの動画に企業の魅力が凝縮されています。
インタビュー形式で企業を紹介した事例
インタビュー動画は、社員や経営者の生の声で企業の説明やメッセージを伝えます。1人ずつ、もしくは複数人でインタビューする方法があります。事前に台本を用意して内容を共有しておきましょう。インタビュー動画を制作する際のポイントは以下の4つです。
- 簡潔なテロップや字幕を入れる
- BGMや効果音を雰囲気に合わせる
- 資料や画像などのインサートも付け加える
- 適切なカットでコンパクトな動画にする
インタビューを受ける人は、撮影前に緊張をほぐして表情や話し方が硬くならないようにしましょう。撮影場所は音声を拾いやすい場所を選び、複数の構図で撮影するとよいです。
【インタビュー動画の事例】
協榮工業株式会社の採用動画では、社員インタビュー動画を用いています。複数の社員がインタビューを受けて仕事について語ってくれています。部署別に人柄や業務内容や雰囲気が視覚化できていて、教育体制ややりがいなどが3分の動画にまとまっています。
事業内容の紹介をした事例
事業内容の紹介動画は、どのような内容にするかで費用や印象が異なります。以下のような形式があるので、費用や目的に合わせて選んでください。
- ドキュメンタリー形式
- ドラマ・ストーリー形式
- インタビュー形式
- アニメーション形式
- プレゼン形式
事業内容紹介動画は1つ制作しておくと、いろんなシーンで活用できます。動画形式や動画の内容を選定するには、ターゲットやコンセプトを明確にするのが基本です。イメージ通りの動画になるように考案しましょう。
【事業内容紹介の事例】
OSTechGroupのアニメ動画です。スマートな動きのあるアニメーションにナレーションとテロップをつけて、企業について説明しています。数値なども視覚化できていて、起承転結で分かりやすく2分22秒のコンパクトな動画にまとめられています。
かっこいい企業紹介の動画を制作する5つのポイント
企業紹介動画を制作するなら、魅力的なかっこいい動画に完成させたいものです。動画を制作するには、企画・構成を組んで、撮影をおこない編集で仕上げます。
かっこいい動画に仕上げるためには、どのようなことを意識したらよいのでしょうか。かっこいい企業紹介の動画を制作する5つのポイントを紹介します。是非参考にしてください。
動画の制作目的やコンセプトを明確にする
ターゲットに向けてどのような内容を伝えたいのか、どのようなシーンで活用する予定かを具体的に決めてください。コンセプトなどを明確にすると、動画の戦略を立てることができます。
新卒者に向けた動画なら、これから社会人になる学生の気持ちを後押しするようなストーリーにするとよいです。低コストで人柄や雰囲気を伝えられるインタビュー形式、共感性や希望を持てるよう凝った演出のドラマ形式などでがおすすめです。
かっこいい内容にするには、落ち着いたトーンでシンプルに情報量を抑えるとよいです。企業のコンセプトや制作目的をまとめて整理して明確にしましょう。
競合となる紹介動画を研究して活かす
動画を制作するためには分析も必要です。紹介動画を制作する企業は増えており、YouTubeでも無料で視聴できます。方向性の近い動画を中心に視聴して分析してみてください。
かっこいい動画には特徴があります。競合会社の動画形式、テロップの使い方、尺の長さなどの特徴を参考に制作するとよいです。
伝えたい情報をかっこよく映像にするために、表現方法としてMVや映画の映像がヒントになることもあります。競合会社の動画だけでなく、さまざまな映像をチェックしてみてください。
ブランドイメージに沿ったコンテンツにする
ブランドイメージは、お客様が企業や商品に対して抱く「印象」のことです。企業の印象はどのようなものでしょうか。商品なら「綺麗で丈夫」「使いやすくて安い」、企業なら「アットホームで優しい」「若い世代中心で活気がある」などイメージに沿ったコンテンツにしましょう。
企画・構成や配信媒体が決まったら、ブランドイメージ合うように制作していきます。動画全体をイメージして、動画の音や配色などの細かな演出に配慮してください。ブランドに合うカラーの彩度や明度を統一して3色程度、多くても6色にまとめるとよいです。ブランドイメージに合う動画にすることで、認知度向上に役立ちます。
構成やアングルを工夫する
かっこいい動画にするために、構成やアングルを工夫しましょう。構成では、目的・ターゲットや掲載先、動画の種類を決めて、コンテやシナリオを制作します。コンテやシナリオ制作では、以下のような項目を決めていきましょう。
- 必要なキャストの特徴・動き
- 撮影場所・撮影する際のアングル
- アニメーションの動き
- BGM・効果音の特徴やタイミング
- テロップ・イラストの特徴や挿入するタイミング
- ナレーションの内容
- 必要な機材
- シーンごとの尺
カメラのアングルによって印象が変わる効果があります。3つのアングルと効果を紹介します。
ハイアングル|
自然や街並みの撮影では全体感や客観性、子供や動物の撮影では、可愛らしさや表情の豊かさを表現しやすい
ローアングル|
空や建物などの撮影では、奥行き感や臨場感、人物の撮影では、意志の強さやかっこ良さを表現しやすい
水平アングル|
自然体で日常感があり、動画を見る人に安心感や共有感を与える
動画制作会社などプロに依頼する
動画は、簡単なものならスマホひとつでも撮影・編集ができます。一方、企業が使用する動画は、ブランドイメージや認知度向上などの観点から、ハイクオリティで印象に残る動画にしたいものです。
しかし、理想どおりの高品質な動画に仕上げるのは素人では難しい場合があります。プロのクリエイターが揃っている、動画制作会社に依頼するのがおすすめです。
企画・構成から迷っている場合も、ヒアリングや打ち合わせで適確な案を提供してくれます。企業に合う実績動画のある制作会社へ依頼しましょう。
企業紹介動画の費用目安
企業紹介動画の費用は、動画の長さと演出・人件費によって大きく変動します。こちらの項では費用目安を紹介します。
演出別の費用目安
- 素材を自社で用意し、テンプレートを使って制作する:10〜30万円
- オリジナリティのある少し凝った内容にする:30〜80万円
- 完全オリジナルのハイクオリティの内容にする:80〜200万円以上
経費別の費用目安
企画費
およそ2~50万円
スケジュール作成・オーディションなど制作の進行管理、動画の台本作成などにかかる費用です。
人件費
およそ5~300万円
制作スタッフの人数やスキル、キャストによって異なります。制作期間に比例して人件費がかさむので、トラブルで撮影などが伸びないよう注意しましょう。
諸経費
撮影機材費・交通費・宿泊費・大道具や小道具などの美術費・スタジオレンタル料など細かい費用です。
トータルの平均目安としては10〜100万円です。予算を準備する際は、100万円前後準備しておくと安心です。外注する際は動画制作会社に見積もりを出してもらって検討しましょう。
かっこいい企業紹介動画を作るならエヌフォースにご相談を!
企画案から撮影・編集までワンストップで制作をおこなっている動画制作会社です。経験豊富なプロのクリエイターでチームを組んで制作して、スピードとハイクオリティな品質にこだわっています。
制作実績
- イオン
- WILL-BE
- STRIPE
- SmartScan
- フジテレビ
- 光通信
- 国土交通省
- 第一生命
- 中央大学
- 電力中央研究所
- TOSHIBA
事業内容
- 動画制作・映像制作事業(メタバース含む)
- SNS運用事業(広告運用含む)
- キャスティング・インフルエンサー事業
- HP・WEB制作事業
動画ジャンル
実写動画、アニメーション動画、インフォグラフィックス動画、イラスト動画、漫画動画 など
動画の用途
認知広告、獲得広告、商品紹介動画、HowTo、会社説明、インタビュー、採用、YouTubeコンテンツ、PPTスライド、セミナー、社員教育 など
出稿可能媒体
TVCM、Web、SNS(YouTube、Facebook,、Instagram、Twitter、TikTok)、CU(TVer、FOD、Ameba など)、電車広告、デジタルサイネージ(DOOH) など
企画・構成から無料相談可能なので、動画制作がはじめてでも安心です。動画制作に関するご相談はこちらからどうぞ!
守田 勧 もりたかん Morita Kan
株式会社エヌフォース 代表取締役/協同組合日本映像事業協会 正組合員 広報委員
[略歴/プロフィール]
2012年都内のフォトスタジオで働き始める。その後、スチール/動画撮影のディレクション・カメラマンを経て、2016年に株式会社エヌフォースを設立。動画制作、SNS運用(YouTube、X、Instagram、Facebook、TikTok、LINE)、キャスティングをおこなう。大日本印刷株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社東芝など上場企業からベンチャー企業まで累計3,000本以上の映像制作を手掛ける。2024年4月より協同組合日本映像事業協会の正組合員となり、広報委員に就任。